日本手術看護学会近畿地区 活動報告
   
   2019年6月29日  第6回日本手術看護学会近畿地区大会 総会 報告
 

2019年6月29日奈良春日野国際フォーラム甍で、第6回日本手術看護学会近畿地区大会 総会を開催いたしました。当日は暑の中、近畿間内より760名と多くの参加をいただきました。
今回の学会は、「未来につなぐ周術期看護 ~知・技・心の伝承と発展~」をテーマとし、多岐にわたるこれからの周術期看護について考える機会とすることをねらいとしました。

招待講演では日本初の漫才式のセミナー講師として、Wまこと氏をお招きしコミュニケーション「なんでやねん力」をテーマに、客観視力が必要なことやコミュニケーションの実例をあげ、すぐに実践に生かすことができるお話をしていただきました。

  
 


教育講演では、特定行為研修に係る研修制度について滋賀医科大学看護師特定行為研修センター中井智子先生より最新の情報として研修時間の削減、3領域のパッケージ化の具体的な内容の紹介、周麻酔期で活動する特定看護師からの実践報告などがありました。

  
 


シンポジウム1では、近畿手術看護認定看護師会の企画による周術期外来について、シンポジウム2では「明日からできる高齢者の周術期看護」をテーマとして老人看護専門看護師の杉原陽子先生、手術看護認定看護師の小川和則先生、皮膚排泄看護認定看護師の高橋佳子先生、リエゾン精神看護専門看護師の新田和子先生、株式会社ポラリス代表取締役の森剛士先生と、さまざまな分野から高齢者に関わっておられる専門家をお招きし,高齢者へどのようなケアや活動をしているかをお話して頂きました。ディスカッションではフロアから多くの質問があり参加者の関心の高さがうかがえました。

  
 

その他、トピックスや看護研究・実践報告会では、自施設の活動の報告をいただき、フロアからの活発な意見交換もあり学びを共有する機会となっていました。
次年度は和歌山での開催になります。手術看護学会の皆様がブロック・地区の壁を越えてご参加していただけることを祈願し、今回、奈良での学会が無事に終了したことにお礼を申し上げます。