日本手術看護学会は1979年「手術室看護研究会」の設立を皮切りに年々と各地に拡大しました。それから12年後の1987年全国の研究会が統合、同年第1回日本手術看護学会が開催されるまでに至りました。偏に先駆者である諸先輩たちの尽力の賜物であると言えます（詳しくは日本手術看護学会HP-学会概要-沿革をご覧ください）。 　

第1回日本手術看護学会開催より約30年。各地へ拡大と統合を繰り返し、昨年度ついに近畿3地区の学会が合併、日本手術看護学会 近畿地区として新しく生まれ変わりました。これにより、北海道・東北・関東甲信越・東海・中国・四国・九州そして近畿と計8つの地区が揃い踏みとなりました。これからも各地区が協力し、そして互いに切磋琢磨し、日本の手術看護をますます輝かせていくと確信しています。

朝から青空に恵まれた6月21日。本日は近畿地区総会の記念すべき第1回の日となりました。神戸国際会議場メインホールは多くの参加者で溢れていました。開場から開会式までリズム感溢れたジャズ演奏が参加者を迎えます。開会式には日本手術看護学会 菊地京子理事長がお祝いに駆けつけて下さいました。

兵庫医科大学 竹松芳生教授の御講演、ランチョンセミナーでは大阪労災病院 肝胆膵外科部長の清水潤三先生の御講演、総会・休憩を経て 日本手術看護学会副理事長 石橋まゆみ先生の御講演を承りました。常日頃の手術看護に活かせる知識から、手術看護の未来像まで、深く考えさせられる講演でした。参加者の皆様も多くを学べたと思います。引き続き7題の研究発表・看護実践報告会では各施設の意識の高さ、前向きな姿勢が感じ取れ、輝かしい手術看護は確信から早くも現実となったのでした。





企業展示や認定看護師によるコンサルテーションなどもあり盛りだくさんな内容だったかと思います。御参加頂いた皆様 大変お疲れさまでした。今後も近畿地区はよりスケールアップした活動と連携で、手術看護の発展を目指していきます。

皆様のお力添えとご支援を今後とも宜しくお願い致します。

日本手術看護学会 近畿地区
広報　渡久山 裕作